ドラマ「良いこと悪いこと」は、幼少期にタイムカプセルを埋めた6人の同級生たちが、22年後に再会したことから始まるノンストップミステリーです。
しかし、物語の根幹にあるのは「本当は7人グループだった」という衝撃の事実。タイムカプセルから見つかった写真に隠された暗号「ぼくたちはななにんなかよし」や、塗りつぶされた6人の顔──その裏に潜む“7人目”の存在が、事件の真相と深く結びついています。
さらに、視聴者の間で注目されているのが「担任教師=犯人説」。7人目と担任、そして替え歌「森のくまさん」に隠された意味とは?本記事では、これまでの伏線を整理しながら、7人目の正体と担任の関与を徹底考察します。
「「良いこと悪いこと」の7人目とは?最重要伏線を整理
ドラマ「良いこと悪いこと」で最も注目されているのが、22年前の小学校時代に存在したとされる“7人目の仲間”の謎です。
当初は6人の同級生による再会劇として始まりますが、タイムカプセルから見つかった写真と暗号が、彼らの記憶を揺るがす真実を告げます。
ここでは、物語全体の核心に迫る「7人目」に関する伏線を整理していきます。
幼少期写真の暗号「ぼくたちはななにんなかよし」
物語の発端は、タイムカプセルの中に残された一枚の写真です。
右下に記された数字をガラケーの文字変換で読むと「ぼくたちはななにんなかよし」となり、これが“本当は7人グループだった”という伏線になります。
一方で、写真には黒く塗りつぶされた6人しか写っておらず、この違和感こそが“消された1人”の存在を示唆しているのです。
黒塗りされた6人の写真と“排除された1人”の意味
写真の中で塗りつぶされた6人は、現在の事件で次々と標的になります。
つまり、黒塗りの外にいた「7人目の人物」こそ、復讐の発端となる存在であると考えられています。
彼、もしくは彼女がなぜグループから排除されたのか――この「排除の理由」が、ドラマ全体のテーマ「善悪の境界線」に直結しています。
ティザー映像に映る「将来の夢」7枚の絵が示す暗示
ティザー映像の中では、小学生たちが自分の「将来の夢」を描く場面が映し出されます。
その枚数は6枚ではなく“7枚”。
さらに、映像内で“ニコちゃん”の絵が消え、代わりに他のメンバーの絵が追加されていることから、誰かが“入れ替わった”または“存在を消された”ことを暗示しています。
7人目の候補は誰?東雲と転校生に隠された真実
“7人目”の候補として最も多く名前が挙がっているのが、主要キャラクターの東雲(しののめ)です。
また、一部のファンの間では、転校生や消息不明のキャラクターが関係しているという説も注目されています。
東雲(しののめ)が抱える“消された過去”
東雲は、事件の真相に最も近い人物の一人として描かれています。
彼女は過去の仲良しグループに深く関わっていた可能性があり、「7人目=東雲説」は根強い支持を集めています。
さらに、彼女が知り得ないはずの情報を知っていた点や、幼少期のトラウマが明かされていない点も伏線とされています。
転校生・消息不明者の中に潜む“排除された存在”
ネット上の考察では、6年生当時に転校した人物、あるいは消息不明となった同級生が「7人目」である可能性も示唆されています。
これらの人物が現在の事件の裏で動いているとすれば、22年越しの復讐劇にも説明がつきます。
7人のうち「夢を叶えられなかった者」の構図
ドラマでは「夢を叶えた者=生き残る」「叶えられなかった者=排除される」という構図が浮かび上がります。
この対比が、7人の中で誰が“罪”を背負い、誰が報いを受けるのかというテーマを象徴しています。
担任=犯人説は本当か?校長となった大谷先生の関与
現在、担任教師だった大谷先生(現・校長)が事件に関与しているのではないかという説も浮上しています。
彼女は唯一、タイムカプセルを“合法的に掘り起こせる人物”であり、事件の裏側を知る立場にあります。
タイムカプセルを掘り起こす“許可とリスク”
通常、卒業生が無断で小学校に侵入しタイムカプセルを掘り返すことは法的に問題があります。
そのため、校長である大谷先生が関与していれば、侵入のリスクを回避できます。
この点から「犯人=担任説」が有力視されています。
小学校侵入リスクを避けられた唯一の人物とは
大谷先生は施設管理者として校舎に自由に立ち入ることができる立場にあります。
したがって、他の登場人物が不可能だった「卒業アルバムの仕込み」を行える可能性が高いのです。
大谷先生の表情と“共犯説”が示すメッセージ
第1話で、彼女がタイムカプセルを掘り起こすシーンで見せた微妙な表情は、多くの視聴者に不信感を抱かせました。
これが脚本上の演出であるとしても、「真相を知っている人物」としての伏線であることは間違いありません。
事件のカギは「森のくまさん」替え歌にあった
事件の進行は、童謡「森のくまさん」の替え歌に沿って展開しています。
これは単なる遊び心ではなく、犯人が“秩序をもって復讐を遂行している”ことを示す重要なサインです。
替え歌に沿って殺害が進む“儀式的構成”
各話の犠牲者が替え歌の登場順に対応している点は、偶然ではなく、犯人の計画性を物語っています。
これは「儀式的復讐」として描かれており、事件に宗教的・心理的な意味を持たせる仕掛けです。
6年生しか知らない替え歌=犯人の所属クラス
この替え歌は当時の6年1組だけが知っていた内容であるため、犯人がそのクラスの出身者であることはほぼ確実です。
5年生で転校した生徒はこの歌を知らないため、犯人候補から除外されます。
「どの子」が犯人ではなく「どの子のため」の復讐構造
考察の中では、「どの子(猿橋園子)」が犯人ではなく、“どの子のために”誰かが復讐しているという説が注目されています。
この視点に立つと、事件の動機は単なる恨みではなく、愛や罪悪感が絡む複雑な構造に変わります。
7人目と担任をつなぐ“罪”と“排除”のテーマ
「良いこと悪いこと」というタイトルが示す通り、この物語は“善悪の境界線”を問いかける作品です。
7人目を排除した行為、見て見ぬふりをした教師の責任――そのすべてが“罪”というテーマでつながっています。
善悪の境界線と「罪の継承」というメッセージ
物語全体を通して描かれるのは、単純な「犯人探し」ではなく、人間の内に潜む善と悪の共存です。
誰かを救うための行動が、結果的に誰かを追い詰める――そんな構図が“罪の継承”として描かれています。
過去を見捨てた者と、見捨てられた者の対比構造
7人目の存在は、「見捨てられた者の叫び」を象徴しています。
その一方で、当時の加害者たちはそれを忘れ、平穏な日常を送っていました。
この“記憶と罪の非対称性”が、復讐の原動力となっているのです。
「良いこと悪いこと」7人目の正体と担任犯人説のまとめ
7人目=排除された存在が復讐の根源?
7人目は単なる追加キャラクターではなく、物語全体の“心臓部”です。
排除された1人の存在が、過去のいじめ、罪、そして復讐をつなぐ鍵となっています。
担任の“罪”と“見て見ぬふり”が導いた悲劇
大谷先生が事件の直接的な犯人であるかは明言されていませんが、彼女の過去の沈黙が悲劇を生んだ可能性は高いとされています。
教師として守るべき子どもを守れなかった――それがこの物語の“根本的な罪”です。
最終回に向けて注目すべき伏線と人物関係
今後の展開では、東雲の過去、大谷先生の行動、そして「7人目」がどのように交差するのかが最大の焦点となります。
“誰が悪いのか”ではなく、“なぜそうなったのか”――その答えが最終回で明かされるでしょう。

  
  
  
  

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